空き家になった実家を放置しておくとどうなる?
実家を空き家のまま放置しておくと、「特定空家」等に指定され、固定資産税が最大6倍になる金銭的リスクをはじめ、建物の倒壊や治安の悪化といった深刻な問題が発生します。
主なリスクは以下の4つのカテゴリーに分けられます。
1. 金銭的な負担増
🔳固定資産税の優遇解除: 管理が不十分な「特定空家」や「管理不全空家」に指定され、行政の勧告を受けると、土地の固定資産税の軽減措置(最大6分の1)が適用されなくなり、実質的な税負担が最大6倍に跳ね上がります。
🔳資産価値の下落: 定期的な換気や通水を行わないと、湿気によるカビやシロアリ被害、配管の腐食が急速に進み、家の価値が大きく下がります。
2. 安全・防災面のリスク
🔳建物の倒壊と飛散: 老朽化により、台風や地震で屋根瓦が飛んだり、建物自体が倒壊したりする恐れがあります。
🔳火災(放火)の危険: 人の気配がない空き家は、不法投棄されたゴミへの放火や、乾燥した雑草からの延焼リスクが高まります。
3. 周辺環境への悪影響(近隣トラブル)
🔳衛生と景観の悪化: 庭木の枝が隣家に侵入したり、雑草が繁茂して害虫や野生動物の住処になったりすることで、近隣住民から苦情が出る原因になります。
🔳治安の悪化: 窓ガラスが割れたまま放置されると、不法侵入や犯罪の拠点として利用されるリスクがあります。
4. 法的・社会的責任
🔳損害賠償責任: 管理を怠った結果、建物の損壊などで他人に怪我をさせたり他人の家を壊したりした場合、所有者が多額の損害賠償を負うことになります。
🔳行政代執行: 改善勧告を無視し続けると、行政が強制的に建物を取り壊し、その高額な費用が所有者に請求されることもあります。
放置を避けるためには、早めに相続登記を行い、親族で「売却・賃貸・更地にする・定期管理する」などの方向性を話し合うことが重要です。
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